フジスタッフィングホームページ|急性心筋梗塞の件

 急性心筋梗塞の体験談


急性心筋梗塞の前兆 3/18


4月の定期健康診断にあたり、

 3/18よりスポーツジムに入会しました。

 後から考えると、

 心臓が詰まりかけているのに

 スポーツジムへ通い始めました。


 有酸素運動が死ぬほどキツイ。


 周りの人の体力に驚く。

 尋常ではない根性を要求される。

 立ちこぎの自転車にひぃーひぃー。


急性心筋梗塞を起こす1週間前 7月末


 大体は血圧130前後だったのが、

 血圧が145以上を維持し始めた。

 急に血圧がさらに上昇して上が180が続く。

 45分のエクササイズをしても下がらない。

 通常は運動をすると血管が膨張して

 血圧は下がるはずである。

 スタジオエクササイズをしていると

 背中にチアノーゼを起こす。

 運動の強度が増えると

 猛烈に背中が酸欠状態となり、

 脱力する。

 明らかに異常な状態。

 狭心症を疑う。

急性心筋梗塞の前日〜発見

 医者に行くが、

 専門医でないので発見されない。

 少なくとも心筋梗塞は起こしていないと

 診断される。

 問題ないというのでジムへ通う。

 運動するためにウォーミングアップをするが、

 まったく身体能力が上がらない。

 心臓が動かないのを実感する。

 運動に心臓が追い付いてこないのである。

 さすがに途中で退出する。

 専門医に行くことを決意する。



急性心筋梗塞が発見される 8/6

 午前中、仕事をするが

 心臓の下半分に違和感を覚える。

 なにやらギュウギュウしている。

 ネットで検索、1次医療の循環器系内科に向かう。


 1軒目 


 胸痛があるので診察をお願いするが、

 予約がいっぱいとのことで断られました。


 2軒目


 専門医が診察すると、

 「あなたはこのままだと、死にます」

 まさにケンシロウの言葉を聞く。

 まったく苦しんでいないのですが・・・。

 まさか有情拳・・


救急車を呼ばれる

 医者が騒ぎ出して、

 「救急車!救急車!」

 えっ・・・車の中にカバンが・・・

 「動くな!」

 まじ?

 自分で病院に来たのだけど・・・

 まったく準備も出来ていないし・・・

 とりあえず、会社に連絡する。

 「よくわかりませんが、

  町医者で心筋梗塞が見つかり、

  大病院に救急搬送されます。

  午後の会議は欠席でお願いします。」

ピーポーピーポー


救急車の中

 ピーポーピーポー

 ガタガタ

 ストレッチャーが目の前に来た。

 よじ登ろうとすると、

 「乗せますのでじっとしてください」

 あの〜動けますよ・・・

 「1・2・3・はい」

 ピーポーピーポー

 「家族に連絡して下さい!!」

 まじで・・・?

 「オレオレ、

  なんか心筋梗塞で救急車で運ばれてる。」

 あらあら・・・大変なことになってきたな・・・

 消防の方に

 「え〜っと、ひょっとしてヤバいの?」

 「はい・・・かなり・・・」

 三途の川から

 お迎えの舟がすごい勢いでキタァー!!

 しかもすごいモーターが付いているゾォ・・・


病院に到着

 皆さん、お出迎えがすごい

 自分の寝かせられたベッドの周りに

 看護師やらズラり、

 問答無用で服を剥がれる・・・

 医者が寄ってきて、

 「ここにサインを書いてください。」

 むむ・・・個人情報?

 「ここにサインを書いてください。」

 同意書?

 「ここにサインを・・・・

 そんな時にもサクサクと作業が進んで

 あらら大切な下半身におしっこ管を入れられているぞ!!

 「家族に電話して下さい」

 プルルル・・・

 医者が私のケータイを持って離れて、

 なにやら家族に説明しているぞ!!

 医者が来たので質問

 「え〜っと、ひょっとしてヤバいの?」

 「はい・・・かなり・・・」

 今から緊急手術をします。

 運ばれている途中でベッドのままレントゲン撮影。

 

手術開始!!

 動揺した状態でカテーテル手術台へ

 乗せられる。

 詰まっているとかの説明を受ける。

 なんだかよくわからないが、

 全身麻酔して下さい!と懇願する。

 医者曰く

 反応を見たいのでダメとのこと。

 うげっ・・・最悪

 目の前に機械がたくさんで

 視界がほぼなし。

 右の手首にチクっと痛みが・・・

 麻酔ですね。

 なにやら右の手首をガンガンされている。

 時折、背中がゾワゾワする。

 造影剤を入れているようです。

 なんかよくわかりません。

 あまり気分のいいものではないです。

 使用した薬剤のシールを

 下半身に貼っていきます。

 バシンと貼るので

 大事なところに当たり、

 ビクっとします。

 手術は2時間で終了しました。

 あっけなく感じました。

 「メス!!」とかの世界ではありませんでした。

 痛くはありません。

 「手術は成功です。」

 そのままICUへ運ばれました。


ICUにて

 手術中も手術後も

 意識がハッキリしています。

 もう死なないとわかると、

 お金のことが心配になります。

 カテーテル手術なんて

 どんだけ請求されるかわからない。

 まずは、保険屋さんに連絡。

 「すぐ来てくれ!!」

 病院の医事課の事務員も呼ぶ。

 金の心配をしたくないので

 書類を用意するように依頼。

 さっさと高額医療の書類を記入。

 病院で郵送して手続きをお願いしました。

 手術したその日に保険その他の手続きは終了。

 保険屋さんから、

 ICUで保険の説明をしたのは

 初めてと言われた。

 まぁ、そうだよね〜。

 医師から今後について説明を受ける。

 術後は、1週間安静とのこと。

 ベッドから降りるのも2日かかる説明。

 無理無理無理!!

 暇で耐えられません。

 医者に元気なので、

 なんとかしてくれと伝える。

 医師もそれを認めてくれて

 リハビリの計画を前倒しをして、

 翌日には一般病棟に移りました。

 私の心臓は詰まりかけていただけで

 心臓にダメージはありませんでした。

 心臓の壊疽はなし。

 アホみたいなリハビリが始まります。 

リハビリ生活そして退院

 リハビリ試験は1日1回しかできません。

 100歩とか、300歩とか

 2〜3日は

 ポータブル心電図を付けて行動する。

 大部屋にIN。

 通路側で窓側設置のエアコンから遠く、

 暑い。

 翌日、隣の個室がエアコン取付工事している。

 その個室の空きを確認して、

 さっそく個室へ移動しました。

 試験を終えると自由が増えます。

 元気で暇なので、とにかく病棟を歩きまくります。

 本当に暇なのです。

 あと、本やら携帯などをいじれば良いのですが

 不思議と嫌なのです。

 動きたい!動きたい!!動きたい!!!

 移動制限について、

 最初はベッド。

 次は病室。

 次は病室階。

 次は病院内。

 暇すぎるのです。

 6:00 起床 歯磨き 洗顔

 6:30 洗面化粧台で洗髪。

 7:00 コインランドリー洗濯

 7:30 コインランドリー乾燥機

 8:00 誰よりも一番に朝食を受け取る

 9:00 風呂の予約

 10:00 医者の回診

 11:00 検査など

 12:00 誰よりも早く昼食を受け取る

 13:00 試験

 14:00 入浴

 15:00 リハビリとか

 17:00 夕食

 19:00 家族

 21:00 自主練

 23:00 睡眠 

 7日間で退院しました。

 記録上では、盆休みに入院したので

 心筋梗塞で緊急入院しましたが、早退1でした。

 術後は、「いいですね」しか言われなかった。

 退院する2日前から、主治医に外出許可をとって、

 車を取りに行ったり、

 お礼のケーキを買いに行ったりしました。

 救急車を呼んだ病院にもお礼のケーキを・・・。

 まだ退院していない状態でした。

 心機能検査で自転車を漕ぎましたが、

 一般人よりも元気だったようです。

 退院した日にスポーツジムへ行きエクササイズなどを

 やりました。

 詰まっていない心臓で初めてのジムだったので

 すごいラクでした。

 死にかけて運動をしており、

 まさに死ぬほどキツイ体験をしていた。

 みんなが超人ではなかったことを確認しました。

  

その後の話

 実は、ステントという金属を心臓に入れると、

 アレルギーを起こす場合があるようです。

 アレルギーを起こすとステントが詰まり、

 心筋梗塞が再発します。

 その確率は1年目で20%とのことです。

 すでに5年目になっています。

 大病を患うと、死生観が変化します。

 メメントモリの思想が発生します。

 死は遠い存在ではなく、

 いつもそこにある状態になります。

 「死を忘ることなかれ」

 古代ローマ人のように

 今をより楽しむようになりました。



 
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